家に直帰できない理由
私には昔から寄り道癖がある。
家に直接帰れないのだ、大学の授業がある日はほぼ100%、帰りはコンビニ、薬局、本屋やカフェに寄る
これはなぜなのだろうと、ずっと思ってきた
よく親にこの事を怒られる。理由はもちろん分かる。お金がもったいないからだ。
しかし私は散財癖があるわけではない。薬局や本屋に行っても何も買わないで商品を見るだけのことだって多い。しかし時間がもったいないと言われたら否定はできない。
だが私は家に直帰できないのである。
嫌なことがあった日は尚更だ。
昔から好奇心はあったので、そういう理由なのだと思っていた。しかし最近、もっともらしい理由が分かった。
多分、一人になりたいのだと思う。
家に帰っても親がいる。親と少なくとも一言は話さなければいけない。
でも、感情が揺れ動いている時ほど、身近な人と話したくない時はない。実際にサークルの人間関係で悩んだまま直帰したらよく分からない理由で喧嘩になったこともある。
話は逸れるが、私は昔、軽度だったとは思うが恐らく躁うつ病(中3の時だった、どう考えても周りの子より精神状態がおかしかった)だった時期があった。今も時々、凄まじく死にたくなる。もしかしたら今も出ているのかもしれない。しかし病院には行かないし、なんとなく「あ、この状態はやばいかもしれない…」と思ってもひたすら横になって放置したり、爆音で音楽を聴いたりしてその場の「やばい」感情をやり過ごそうとしている。
そうした感覚で、多分、自分の感情を家庭に持ち込まないために家に帰る前に整理しようと、無意識にしていたのだと思う。
中学時代にいじめられていた当時、親に全てのストレスをぶつけていたことを思えば、無意識とはいえ懸命な判断かもしれない。
それが分かったので罪悪感は抱かなくなった。親にいつ帰るか報告すれば、怒られないことも分かった。
寧ろ、切羽詰まっているときほど、一人で過ごす時間を大切にしたいと思った。自分のためにも、周りの人のためにも。
今日も寄り道しながらこの文を打っている。そろそろ帰ろうと思います。
それではこの辺で。